皆さん、こんにちは!さがつく町レポーターのりょうです。
今横浜に住んでいて、東京に行くときよく東急東横線と東急目黒線を使いますが、「武蔵小杉」駅で乗り換えるべきなのに、何度か「武蔵小山」駅で降りてしまい、また次の電車を待たざるを得ない苦い思い出がありました。
そこでこの駅名が「武蔵小杉」とまるで双子みたいな町に興味を持つようになり、「武蔵」が入っているので、武家のように渋くて堅実、そして昭和の色濃く古びれた街なのかなと、勝手にイメージしてしまいました。
そうすると初めて訪れたときに驚いたのです。
タイルが敷き詰められた広場に聳え立っている、洗練されたガラス張りの建物と、その間にほどよく施された心地良い木々と植込み。それは、私が駅の東口を出てすぐ目についた景色でした。
想像をはるかに上回る、オシャレで素敵な空間だったんです✨
調べてみると、このセンスのいいスペースは町の再開発事業の一環として、つい最近(2019年)新たにオープンした「ザ・モール」という商業施設だそうです。そのほかにも道路の拡張作業などが進められており、新しい風を吹かせているとのこと。
再開発に伴い、多くの人口が詰めかけてきたせいで、通勤ラッシュが悪化したりするなど、すべてプラスになるわけではないですが、このように街の顔がどんどん変化していくと、やはり未来への楽しみが膨らんでしまいますね!
▲「ザ・モール」の横に伸びる道路も綺麗に舗装され、両脇に優しい緑が飾られています。駅前を通るたびにちょっとしたセレブ気分が味わえそうですね♪
そして武蔵小山の目玉スポットといえば
「武蔵小山商店街palm(パルム)」!!
800mという東京最長の長さを誇るアーケード街には
約250もの店舗がひしめき合っており、色んな面で楽しませてくれます。
1956年に日本初の大型アーケード商店街としてオープンした「パルム」は、もちろん昔ながらの個人商店も点在していますが、歴史がある割には新しくて綺麗。カルディやTSUTAYAなど有名なチェーン店は何でも揃っているし、オシャレなレストランやアパレルショップもちらほら。
それから整骨院、ドラッグストア、歯科クリニック、靴屋…本当にこの一つで生活のすべてが成立しちゃうように、様々なショップや施設がワイワイ立ち並んでいるのです。奥が見えないスケール感も、ワクワクドキドキさせちゃいますね!
掘り出し物が多そうなお店が多いだけあって、ついつい立ち止まって店頭のセール品を覗いたり店の中を回ったりしてしまいます。元々長い商店街のため、半日は余裕に過ぎてしまいました(笑)。
そして雨の日も濡れる心配なくゆっくり見回れるのも、私には大きなポイント。傘をさして買い物するのは面倒だし、荷物も持つので手が2本じゃ全然足りないんですよね。
▲インテリアショップ「家具のウスイ」も私の一目惚れしたお店。デパートのインテリアショップよりは値段がお財布に優しく、ニトリなどの量販店よりはユニークで可愛らしいデザインは一瞬で心を鷲掴みされてしまったのです♡
ただ、1回目に訪れた時に気に入った可愛いソファが、1週間経って再訪した時にすでになくなっていました。どうやら店頭に並ぶセール品はお気に入りがあれば早めに買わないと💦
▲飲食店も言うまでもなく充実。「大戸屋」、「松屋」、「日高屋」などお馴染みのチェーン店はもちろん、人気な定食屋さんやラーメン屋さんもあちこちあるので、ただでさえ一つのお店のメニューを全制覇するのに難しいのに、こんなにも数が多いと、地元の住民ですら全てのお店が食べまわれないのではないかと思いました。
(それなりに新しいお店を開拓していく楽しみも味わえるけどね♪)
パン屋さんも多いのはパン党への朗報
まだ1軒しか行っていませんが
早速「絶対リピートする」というお店に出会えました♡
どうやらハズレが少ないようですね!
それは、商店街の終わりのところにひっそりと佇む「こみねベーカリー」というお店。温かみのある外観と店頭販売しているショーケースに目を引かれ、ネットで評判が高いようだし、パン好きの友だちと寄ってみたのです。
ゆず・リンゴ・栗・うぐいす・おさつ・ぶどう…普段なかなか見られない味のパンがずらりと並んでおり、好奇心旺盛な私には本当に莫大な誘惑。そんな中でばーって買っていた友だちにつられて、つい予定以上の5個も買ってしまいました。
一人暮らしだし、普段あまりパンを食べないので、食べきれなくて悪くなってしまったらどうしよう…と不安になった私は保存法についていろいろ店員さんに聞いたのに、まさかの一日で3個も一気に食べ、2日で完食してしまったということに…(驚)
甘さが控えめの餡があふれだすほどたっぷり入っていて、皮も冷めてももっちりとした食感が保たれている。本当についつい次の一個に手を出してしまうほど食べやすくて美味しいのです(体型維持には不利ですけどね笑)。
ちなみに、商店街はいつまでも賑やかなのに対して、外周の住宅区はつねに穏やかな空気が流れています。オシャレとは言えず、かといって古びたこともなく、独特なレトロさと言いますか、好みの街並みでした。
台湾のお店はチェーン店なら、セールの時以外はどれも値段は基本一緒。そのため、百均やマクドナルドのような国際的なファーストフード店を除いて、品物の値段がお店によってコロコロ変わっている日本では、お店を見かけると中に入って値段をチェックしたくなるのです。
その中で、私が特に興味を感じるのは「スーパー」。本当に値段だけでなく、品物の質であれ種類であれ、ブランドによってそれぞれ個性が異なるので、見比べること自体がとっても楽しいのです。
そんな私にとって、様々なスーパーが一堂に会する武蔵小山はまさにパラダイス。前述のように、駅ビルに25時まで営業する「東急ストア」がありますが、そのほかに「オオゼキ」や「業務スーパー」、「まいばすけっと」、「ピアゴ」といった庶民派のラインナップもあります。巡るのも楽しいし、日常生活で大活躍する情景も目に見えます。
ライフ…本当にいいですね♡
今まで出会ったスーパーのなかで一番好きのかも。
ライフが近所にある物件なら住みたくなっちゃうぐらい(←本気でそのお弁当コーナーを制覇したいので笑)。
さらにこれ!
一度入ってみれば通いたくなる中毒性ありの銭湯~
武藏小山温泉 清水湯
銭湯がだんだん値上がりしてしまって、お得感が薄まっていても、480円で天然温泉に入れるというのは、やっぱり嬉しい!
プラス料金を払えばサウナだけでなく、銭湯にしては珍しい岩盤浴(※女性限定)も利用できるので、初めて訪れたときから、絶対この銭湯に入ってみようと、拳を握って決心したのです(おおげざ)。
こんな見た目では、大正13年(1925年)から操業しているとは全く思えませんよね!
それは、13年前に行われたリニューアルが奏功したからでしょう。
サウナもつけばスーパー銭湯並みの値段になるし、岩盤浴は30分限定だし、何より、ここの銭湯はただものではない。都内で唯一「黒湯」と「黄金の湯」といった2種類の天然温泉が堪能できる銭湯なのです。
それだけでも時間をかけてゆっくり味わいたいと思ったので、悩みに悩んだ結果、1回目は銭湯だけの入浴にしました。
最初に驚いたのは、「天然温泉」と謳う銭湯って、大体1つか2つしか温泉となっていなくて、ほかのジェットバスや電気風呂、水風呂は地下水などを利用するのが多いのに対し、ここはすべての浴槽が天然温泉という贅沢すぎる点です。
浴槽はネット評価通り割と狭く常連で混んではいるが、入って何分しか経ってない時点から「あ、この温泉すごくいいかも!」と思えたのです。体中の細胞が「気持ちいい〜」と訴えてきて、何とも言えないすっきりとした気分になって、「毎日入りたい」と思いはじめたのです。
(1回体験してみるだけで満足するか、ちょっと時間を空けて再訪しようという銭湯が殆どのなか、このような気分にさせるのは自分としてはなかなかのこと)
最後に特筆したいのはここ
駅から徒歩6分のファンタジック(?)な
「林試(りんし)の森公園」
歴史が1900年に遡れる「林試の森公園」は、昭和53年(1976年)まで林野庁「林」業「試」験場として使われ、ほかの公園ではあまり見られない日本産・外国産の珍しい樹木がふんだんに植えられています。
100年以上の長い年月をかけて育った樹木が大きく、まるで「森」のような空間を作り出したため、「林試の森」になったと思われます。
ということで、なかなか面白い公園なのですね!
普通の公園であれば、冬枯れの景色が寂しげで、特に見所はないと感じるものの、この公園は冬ですらポエムというか、ファンタジックな雰囲気が漂っていて、素敵な風情を魅せているのです。
園内にストレッチをするおじいちゃんがいて、愛犬と散歩する仲間同士がいて、スクーターで遊ぶ子どもがいて…そのほかにランニングする人や、ベンチでぼーっとしている人など、様々な人が自分なりに公園を楽しんでいて、その自由でリラックスした空気感も、私は好きです。
いかがでしょうか?
本当に一回訪れたらリピートしたくなる大好きなスポットが多く、引っ越ししようと真剣に考えちゃうまでになったので、ついつい長く書いてしまった武蔵小山。
まとめてみると、私の中の一番の魅力ポイントは
①長くてお店が多い商店街(西口サイドに「西口商店街」と「目黒平和通り商店街」という昔ながらの商店街もあり、パルム商店街を抜けると、名高い「戸越銀座商店街」も見えてくる)
②コスパ最高のパン屋さん
③スーパーが多い
④2種類の天然温泉のある銭湯(西口サイドにスチームサウナが銭湯料金に含まれている「月光湯」という銭湯もある)
⑤ファンタジックな大型公園(駅から3分歩いたところに「緑道公園」という歩行者のみ通れる小さめの公園もある)
そのほかに、
「区立体育館が近い」(駅から徒歩8分)、
「区立図書館が近い」(駅から徒歩13分)、
「治安がいい」など、
私の中で暮らしに不可欠な要素がとにかく詰まっているので、住めれば最高に幸せだろうなと思ったのです(ラッシュ時の混み合いはネックだが、在宅ワークがメインに続けば問題ないかも)。
人の感じ方はそれぞれなので、この記事を読んで「好みの街かも!」と気になった人は、まず自ら武蔵小山をおさんぽしてみては?その心躍る予感が、的中するかもしれませんよ!
アクセスのポイント
・【東急目黒線】の急行停車駅ですが、【都営三田線】と【東京メトロ南北線】に直通運転しているので、「日比谷」や「大手町」、「巣鴨」、「六本木一丁目」、「後楽園」などには一本で行けます。
・急行なら1駅しか離れていない「目黒」駅で【JR山手線】に乗り換えられるので、都内のメインストリートのどれにもアクセスがいいです。
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