田端と言うと、JR山手線沿線の割には、地味で何もない印象が先行してしまう駅ですよね。

駅ビルにアトレヴィというショッピングモールもあれば、北口を出たところにマクドナルドをはじめ様々な飲食店もあるので、「何もない」というのはちょっと大袈裟かもしれませんが、繁華街が連なる新宿や池袋と比べると、確かに田端は何もないと感じてしまいます。駅前からちょっと離れれば、個人経営のお店しか点在していなく、お店より住宅のほうがダントツに多いし。

そんな田端にも、美味しいお店があるのです。

グルメ好きで食いしん坊のりょうは、ハズレのお店で食事してしまうと機嫌がとんでもなく悪くなるので(笑)、外食するなら必ずグーグルマップと日本最大級のグルメサイト「食べログ」で得点&口コミを確認しておくようにしています。

田端でもそのようにチェックしていたら、「ポム タイ料理」という響きがカワイイお店が出ました。グーグルマップでは4.1、食べログでは3.44といういい点数を取っており、この界隈ではかなり優秀です。これはハズレがないと思い、訪れたのです。

「ポム」という店名は調べたところ、南タイ出身のシェフと、その接客係の二人の姉妹の苗字だったらしい。どうやら防疫への意識が高いようで、店のドアを常に全開させ、座席の清掃や消毒も丁寧にしていました。近頃行ったお店の中で一二を争うぐらい丁寧だったと思います。

そのおかげで店内は清潔感あふれて居心地がよく、安心感ばっちりでした。尚且つキラキラ輝く瞳が印象的なポム姉妹の接客がとてもフレンドリーだったので、料理が来る前から90点をつけたいと思っていました。

(さらに言うなら調べる段階からグーグルマップの口コミに一つ一つ返事する真摯な姿勢がかなり好印象でした👍)

そして肝心の料理。マッサマンカレーとグリーンカレーのハーフ&ハーフにしましたが、どれも煮込まれた鶏肉とじゃがいもが入っていて、味が濃かったですがふっくらと柔らかいごはんと相性抜群で、箸が進んでしまいます。

欲を言えば鶏肉をもっと柔らかくしてほしかったですが、しっかり味が染みこんでいて美味しかったです。

じゃがいもも芯まで煮込んでいて、じゃがいも好きのりょうにはたまりませんでした。

ランチ(900円)はマッサマンカレー・グリーンカレー・ガパオといった3種類からハーフ&ハーフを注文することができます。たくさん味わいたい!と思う人にはぴったりですよね♪

辛い物が苦手な人なら、特にグリーンカレーが辛いので、あまりお勧めできませんが、辛い物好きならぜひ見逃さないでほしいですね。マイルドなココナッツミルクをベースにしたカレーは本当に薫り高く食欲をそそるのです。

▲辛いけどうまい!病みつきになる味でした。

■ご飯=タイ米(長粒米)
優しい香りが十分に引き出される炊き具合のご飯は、とろっとした半熟目玉焼きとのコラボが最高!

■スープ
小さく角切りした人参や、溶き卵、小口切りしたネギが入っていて食べやすかったです。
しょっぱいと思いきや爽やか系で、ほんわりとした甘味がして夏場にピッタリ◎

■ミニ生春巻き
もちもちしたライスペーパーを使った皮にシャキシャキした野菜、甘酸っぱいスイートチリソースがうまくマッチングしています。
さっぱりとしているので、食欲が落ちる夏でも美味しくいただけます。

■ミニデザートスープ
台湾や中国、東南アジアではお馴染みの「西谷米」という白いタピオカパールの入ったココナッツミルクスープ「西米露(シーミールー)」。
りょうのふるさと・台湾では食事後のデザートとしてよく登場しており、りょうの大好物でもあります。

実際食べてみたら、ここの西米露はミルクの味がかなり濃厚で、味付けも甘めだったので、いっぱい食べてしまうとしつこく感じてしまうかもしれません。
この量ではちょうどよかったのですね。

ポムシェフは昔タイ大使館に勤めたことのあるプロの料理人さんだったのに、本当にフレンドリーで親しみやすかったです。会計に行ったとき目が合うと、厨房から優しく微笑んで軽く会釈してくれたのです。なんてホスピタリティが高い素敵なお店なんだろう。

特筆すべきなのは、このお店の立っている土地は昔、挿絵画家の岩田専太郎や俳人の能村登四郎などが住んだ家があったのです。

さらに言うと、田端は1889年の東京美術学校(現在の東京芸術大学)の開校がきっかけで、明治30年代から昭和戦前期の半世紀近くにわたり、文豪・芥川龍之介をはじめ、百人以上の文人・芸術家が住む立派な「文人村」だったのです。

1923年の関東大震災の被災や1945年の空襲によって、ほとんどの屋敷が焼けてしまい、「跡地」しか残っていませんが、無料入館の「田端文人村記念館」では、そうした文人(芥川龍之介関連がメイン)の書簡や原稿が展示されており、当時の情景に思いを馳せながら見学することができます。

ちょうどそれは「ポム タイ料理」のすぐ近くにあるので、数カ月ごとに切り替えの企画展を見てから食事に行くのに最適ですね👍

今現在やっているのはこれ。「芥川龍之介と太宰治」。昔パソコンがなく小説家は原稿紙や手紙用紙に字を書くしかなかったおかげで、その人その人の考えや思いだけでなく、字に現れた個性というものも垣間見えて、「芥川龍之介の字って、こんなにカワイイ感じなんだ」と微笑みながら見られました。

そして彼の家族や子ども時代の写真や手紙、遺書から、いつか映画化されてもいいと思わせるぐらいのドラマが感じられ、この人はどんな人生を歩んでいて、どんな思いで自ら命を絶ったのかなと、急にもっともっと知りたくなりました(その後早速Wikipediaで調べました笑)。

記念館は撮影禁止となっているので、写真でお見せすることはできませんが、文学に特に思いがなくても、見ているうちに興味がわいてくるような内容だったと思います。
近所にいたらぜひ立ち寄ってみて、美味しい「ポム タイ料理」とセットで楽しんでくださいね。

 

ポム タイ料理

JR山手線・京浜東北線「田端駅」北口より徒歩3分
📞03-5814-8028
🏠〒114-0014 東京都北区田端5-2-13久正コーポ1F

 

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