【知っておきたい街の豆情報 #5】高島平駅~長ーい首の亀に世界最大の淡水エイ!珍しい生物がワクワクの<板橋区立熱帯環境植物館>
日本のセミは、りょうの故郷・台湾で見たセミより鳴き声も体もデカい気がします。セミだけでなく、植物や魚など、人間ですらそうですが、地域が変わるとその環境に合わせようとして、全く異なる見た目になったりするので、とても興味深いですね!
そしてほかの国や地域の生物が一つの場所に集まっており、海外までわざわざ足を運ばなくてもまとめて楽しめる植物館や水族館は、まさに文明の賜物で、私たちの世界を広げてくれます。
今回りょうがおススメしたいのは、そうしたありがたい施設の、なんとミックスです!つまり、植物館と水族館両方楽しめるお得すぎるスポットなのです♪
世界三大熱帯雨林の中に、日本と密接な関係を持っているのは東南アジアの熱帯雨林だそうです。この熱帯館は3階にわたっての「ミニ水族館」や「温室ゾーン」、「冷室ゾーン」を通じて、東南アジアの海から高山帯へと続く一連の熱帯環境を立体的に再現しているとのこと。
こういう館内構成はほかではなかなか見ないので、面白いなあと思いました。
入場料は大人=260円・小中学生&65歳以上=130円・未就学児無料とかなり手頃。コンパクトな館内をぐるっと一周するのにそれほど時間がかからないためでしょう。しかし、それ以上価値のある内容なので、気軽に訪れられる値段設定は本当にありがたい!
(実際に、りょう自身も含めて、「またリピートしたい!」と思っている人が少なくないようです)
早速順路に従って、地下1階のミニ水族館に向かって進むと…
大きな木の幹が目に飛び込んできました!
マレーシアのペナン植物園から寄贈された「ネジレフサマメ」という木の板根だったようで、迫力満点!東南アジア感が一気に増しましたね!(よく知りませんがWWW)
ここでは、海水・汽水・淡水の種類豊富な生き物が展示されており、熱帯魚のほかにも、見たことのない面白い生き物も色々あります。小さい子どもはもちろん、大人でもかなり楽しめるラインナップなのでは◎
そして亀!普段公園や庭園などの池ではよく目にする亀ですが、ここでは首が蛇のように長~く伸ばせる「ナガクビガメ」やアジア最大の「リクガメ」など、見所満載の珍しい亀が何種類かおり、見ていてとても楽しかったです。
「とてもスペシャルなので、ぜひ見てもらいたい!」という品種しか置いていないような「こだわり感」は、またいいですね👍
個人的イチオシは、愛称「チャオちゃん」の世界最大級の淡水エイ「ヒマンチュラ・チャオプラヤ」。飼育開始の2009年には45cmだったチャオちゃんは、今や2m70cmまで成長し、本当にデカくて迫力が半端なかったです!
りょうが訪れているときは終始じっとしており、おとなしかったチャオちゃんも、毎週土曜日の15時から約30分間行われる「水族館のごはんのじかん」には、水面から飛び出したり健気に泳いだりごはん=エサを楽しんでいるそうです。
その雄姿が今回拝見できないのは少し心残りですが、まあ、次回の楽しみにしておきましょう!(前向き)
ここからは大木が生い茂る【熱帯低地林】やマングローブ植物などが密集する【潮間帯】など、四つの植生ゾーンに分かれており、私たちの日常生活で食用・薬用・香料に使われているお馴染みの植物もちらほら。加工した製品しか見たことないものがほとんどだったので、新鮮な気持ちで眺めていました。
自分で案内パネルで勉強していくのもよいですし、さらに詳しく知りたい場合は、毎週日曜日&祝日の午後1時から、約1時間行われる入館者限定の【館内ガイドツアー】(別料金不要、午前10時から先着順5名)に参加するのもよし。
このようなツアーの開催も含めて、本当にレベルの高い施設だなと回れば回るほど感心しました。
注意すべき点は、温室には蚊が多くてよく刺されること。りょうは入ってわずか数分で3、4箇所刺されちゃってとてもかゆかったです💦というわけで、蚊の対策をしっかりしてから訪れるのをお勧めします。
2階には、雨や霧の多い山地の環境を再現した「雲霧林=冷室」があり、蒸し暑い温室から入ったとたん、スースーした涼しい空気に包まれ、何とも言えない爽快感にあふれました♡
熱帯でも山に登ると、こんなに涼しくなるんだとびっくりしました。ちなみに、ここではランや食虫植物が見られますよ。
最後に着くのが、【小さな図書コーナー】や昆虫の標本キーホルダーや魚などのぬいぐるみを販売している【お土産コーナー】のあるスペース。Wifiも使えます。
うれしいことに、ここにも【展示コーナー】があります。東南アジアの昆虫標本などが展示されている常設展のほかに、熱帯環境などについて学べる企画展示も年間を通じて開催され、なかなか充実しているのです。
体長より2倍もの長い舌を延ばして獲物を捕り、周りの状況などに合わせて体色が変わる「パンサーカメレオン」もいて、最後までテンションがMAXでいられました♡
いかがでしたでしょうか?
今回はこじんまりとしながらも、満足度が高い「板橋区立熱帯環境植物館」をご紹介いたしました。
■東南アジアの熱帯雨林を立体的に再現した植物園と水族館
■アジアンフードなどが楽しめる喫茶店
が凝縮されており、
魚や虫、植物が好きな子どもを連れていくと、きっと親子共にいっぱい楽しめると思います。
ちなみに、すぐ隣に夏場にうれしい【プール】や夕映えがきれいな「新河岸川」が、周辺には【子ども動物園】にせせらぎが流れている「前谷津川緑道」、そしてホームセンターや百均などが入っているショッピングモール「メトロ・エム高島平」なども散りばめられており、セットで楽しむのもおすすめですよ!
次回はそうした施設も含め、「高島平」の休日の楽しみ方をご紹介します!
どうぞお楽しみに!(^^)/
板橋区立熱帯環境植物館
都営三田線「高島平」駅 東口より徒歩7分
📞03-5920-1131
🏠〒175-0082 東京都板橋区高島平8丁目29−2
営業時間:10時00分~18時00分 ※毎週月曜日定休
🌎https://www.seibu-la.co.jp/nettaikan/
※記事掲載時の情報です。
最新の情報をご確認の上、お訪ね下さい。
自然・銭湯・街歩き・芸能、そして日本が大好きな台湾人。
日本に来て4年近く経っても、いまだに新しい発見が色々あり
プライベートでもよく街歩きを楽しんでいます。
そんな私なりの視点から、都内の街の雰囲気をリポートしているのですが、
日本人自身も気づいていない魅力ポイントがたくさん潜んでいるのではないかと思います。
引っ越しの際のご参考になり、自分の故郷の素晴らしいところも再認識していただけたら、とても嬉しいです。