今回のポイントは
①なるべく既存で使えるものは使ってコストダウンする。
②既製品を上手く活用して、コストダウンする。
③収納は間口によって手法を変える。

なるべく既存で使えるものは使ってコストダウンする。

今回のお宅は築浅で設備もキレイにお使いになられていたようで設備はそのまま使えそうです。

収納量もキッチン上の吊戸棚に加え背面に対面カウンター収納が有り、引出しが3段(ワイド約1m80センチ程)全て付いています。
対面カウンター上部には両面から取り出せるガラスの吊戸棚が設置されています。

かなりの量が入るキッチンになっていると思いますが家電を置く場所がありません。
対面カウンターの上に置いて、使われていたようです。

今回はお料理好きの奥様で、家電収納が欲しいのと収納量を更にアップしたいとの事ですので、増やす方向で考えてみたいと思います。
増やさなくて良い場合は、現在あるオール引出し収納を半分、棚に変えて
家電を収納する。(でも良いと思います。)

間取り的に使える空間は冷蔵庫前の空間とFAXカウンターの所です。
奥行の浅いレンジなどはキッチン前に棚を作って置く事も可能ですが
今回お持ちのものはヘルシオと言って蒸気が出て奥行も深いオーブンレンジをご使用ですので上記はやめましょう。

パントリーも出来れば欲しいとおっしゃられていたようですね。
お料理好きな方は食品庫が欲しがる方が多いです。
輸入食材店で食材、缶詰めやワインなど、お気に入りの食材を常時揃えておかれる方が多いですからね。

②既製品を上手く活用して、コストダウンする。
③収納は間口によって手法を変える。

そこで登場するのが、既製品のスキマ家具です。(価格も2万円程度で買えます。)


間口が無くて、奥が深い場合に
採る手法としてスキマ家具は大変有効です。
ワイドも10センチから2センチ刻みで24センチまであります。
背板も付いているので、片側から落ちる事も有りません。
キャスターが付いていて、ガラガラっと出すと
ひと目で収納してあるものが解ります。(コレ、超大事です! 理想的な収納!取り出したいモノがサッと取り出せて、在庫確認が瞬時に出来て、無駄に購入する事が無くなるんです)

更に、今回はワイド12センチと24センチの2種類を採用する事で、奥の浅いモノと深いモノ両方を網羅できます。(う~~っ!完璧ではないか!)
奥行の浅いタイプにはワインや調味料瓶など並べましょう。
豆乳などの紙パック類や缶詰め等もこちらに仕舞うと見やすくて良いです。
ワイド24センチのタイプにはバスケットにタグを貼り付けて分るようにして大きいモノや細々したモノどちらも収納OKです。

既製品のモノはコスト的には大変安価となっていますが頑丈さと安定面で言うと、造作家具屋さんに造ってもらうのが断然上です。

多少の面は譲って、初期のコストダウンを目的としている場合にのみ有効ですのでその点をわかった上で既製品を使う場合は
完璧を求めないでください。
お値段以上~~○○○♪  ってことですね。

PLAN 1
FAXの既存カウンターを使って家電収納棚を作るプランです。
動線的には少々歩数はありますが、許容圏内だと思います。
ポイントは扉などは付けずにロールスクリーンにする事。
扉の開け閉めが無いことで使い勝手は格段に良くなります。

PLAN 2
既存の対面カウンターの下の部分を使い、更に左側にカウンター下棚を足しカウンターは思い切って伸ばします。
裏のリビング側にも奥の浅い棚を全面に設けます。
途中からマガジンラック等にするのも良いでしょう。

両面からカウンターをお使い頂き、お子様とお菓子を作るのに大変便利です。
パイ生地を思いっきり広々使って広げられます。
将来、お子様のお友達を招いてやお料理教室だって出来ちゃいます。

カウンターの奥行も広げて、ダイニング側の奥行の浅い棚は使い勝手が大変良いです。
ダイニングテーブル横にこういった奥行の浅い棚があると、細々したものを収納出来て大変便利です。(爪切り、絆創膏など~文具関係等 日常サッと使いたいもののステーションです。)
ワイド2m50センチほどあるので、家電収納裏はマガジンラックにしたり、色々出来ます。

家具配置について
この物件のLDKはダイニングテーブルとリビングソファーを置いてしまうと
家具で一杯になってしまう広さなので
こういう時はリビングダイニング兼用ソファーを置いて
大きなテーブルで何でもしてしまいましょう♪
TVは壁掛けにしてあげると、広さを確保できます。
(TV下地補強必要、もしくはTVスタンドも販売されています)

こうした事で空間が活きてきます。

 


今回はこれでSee you!・・・ヽ(^o^)丿

次回は
どちらが、収納量が多いか?のご相談が多いので
クローゼットVSウォークインクローゼット

   戸棚VSパントリー
   の話題に触れてみたいと思います。

また、お会い出来るのを楽しみにしていま~す!

さがつく建築士 齊藤