二人のお子様が大きくなり、広さや部屋数を増やしたいと思い家探しを始めたA様。
お家を購入されるまでのエピソードや、リノベーションのこだわりについてお話を伺う事ができました。
インタビュアー:石井
設計士:齊藤
設計サポート:稲村
二人のお子様が大きくなり、広さや部屋数を増やしたいと思い家探しを始めたA様。
お家を購入されるまでのエピソードや、リノベーションのこだわりについてお話を伺う事ができました。
インタビュアー:石井
設計士:齊藤
設計サポート:稲村
石井:今回お家を購入しようと思ったきっかけは?
奥様:今は1LDKの賃貸に住んでいるんですが、上の子が大きくなったのでお部屋をもう少し増やしたいなと思い、少しずつ家探しを始めました。
限定したエリア内で物件探しを始めるも、高額な物件や古い物件しか無く諦めかけていた時に、
さがつくを運営する価値住宅株式会社代表の高橋が登壇するオンラインセミナーを受講し、古い物件をリノベーションする良さを知ることに。
奥様:中古の物件って「古い」イメージが印象的に良くなかったり、耐震的にも少し不安だったんですが、
高橋さんの講演を聞いて、古くても耐震性能やその他の条件がしっかりしていれば良い物件なんだと分かり、さがつくで探してみようと思い問い合わせをさせて頂いたのがきっかけですね。
石井:家探しの際の印象的なエピソードを教えてください。
奥様:当初探していた際こちらのマンションの別階のお部屋が良かったのですが、売主様の都合でお部屋が販売されなくなってしまい…その後他の物件も見ましたが、比べてみてもやっぱりこのマンションが良かったなと思っていたところ、こちらのお部屋がたまたま空いたのを教えてもらい、すぐ見学してその場で即決しました。
齊藤:別階のお部屋でご要望をお聞きして、プランニング提案させていただいたのをよく覚えています。その際の手描きプランを喜んで下さって、その時はランドリークローゼットを特に気に入って下さったのですが、物件の間取り形状や排水の状況等によって出来る、出来ないがありまして、こちらの物件ではご要望のファミリークローゼットとなりました。
誰もが心配する耐震に関してですが、こちらのマンションは旧耐震ですが、新耐震に匹敵するほどの強さを持っているので安心です。
駅も近いし、緑が多く騒音も吸収してくれるのですごく良い立地だと思います。
奥様:そうですね。私も耐震性は少し心配していたのですが、高橋さんの講演や営業担当の籾山さんに耐震性について熱心にご説明していただき、古いから耐震性が無い訳じゃないし、今までしっかりとメンテナンスされてきたマンションだからこその付加価値があることを教えていただきました。
子供が通っている小学校を転校させたくなかったので、今住んでいる場所から近い場所で探していたんですが、ここの住人になれて良かったなと思っています。
石井:当初ご見学した際、お部屋は結構荒れていて古かったそうですが、その場で綺麗に生まれ変わるイメージはできていたのでしょうか?
奥様:もともとさがつくを拝見してたので、ある程度綺麗になるのはなんとなくイメージできていました。
さがつくはBefore→Afterと見比べられるから、古かったお部屋がこんなに綺麗になるのかと驚きながら毎回拝見しています!
だから部屋が荒れていても、全然躊躇なく決める事ができました。
石井:物件の契約やプランのご相談で何度かご来店いただいたと思いますが、その際のスタッフの対応はいかがでしたか?
奥様:いつも子供と一緒にお邪魔していたのですが、石井さんに子供を見ていただいていたのでゆっくりお話しすることができました。本当にありがとうございます。あと不動産会社の接客スペースにVRゴーグルが置いてあることに驚きまして。子供たちもVRで遊べるといつも楽しみにしていました。
石井:本来はリフォームイメージをお客様に体験いただくためのVRゴーグルなんですが、お子様には特別にゲームで遊んでいただいているんです。喜んでもらえたようで良かったです!
奥様:齊藤さんはイメージを伝えたら形にして下さったり、私が全く思いつかない提案も色々盛り込んで頂けたのですごく良かったです。本当にありがとうございます。
齊藤:A様にヒアリングし作成した手描きラフパース図を稲村に協力してもらいながら3Dデータに起こして、全体的なイメージ把握は3Dパースでご確認頂き、細かな寸法や高さは2D図面にて都度ご説明しながらA様と確認していく作業をさせていただきました。
A様は竹を割ったようなご性格で、必要な物、不必要な物、拘る所、お任せな所をはっきりと言って下さるので、プランに反映しやすかったです。
作成に入る時も、必要な物や使いたい家具、家電の寸法関係のデータをしっかり出していただいたのでスムーズにプランニングする事ができました。
都心のマンションの坪単価を考えるとムダな空間は作りたく無かったので、整理収納アドバイザーのノウハウをふんだんに使わせて頂き、収納したいものが見やすく取り出しやすくなるように、奥行きも配慮しました。
石井:これからリノベーションされる方に向けてアドバイスをお願いします。
奥様:中古のリノベーションは、自分の住みたいように作り変えられるのがとても良いと感じました。お部屋が古いからとすぐ選択肢から外すのはもったいないと思います。
あとは、齊藤さんのような設計デザイナーが在籍しているかどうかで、会社によってできる事が違ってくるので、やっぱりそこは「さがつく」さんをおすすめしたいなというふうに思いました。
稲村:確かに、不動産屋さんだとプランニング出来る設計士さんは殆ど居ないですよね。
多くの方が不動産は不動産屋、リフォームはリフォーム屋にそれぞれ依頼することが多いので、物件探しからリフォームまで一貫してできるっていうのが「さがつく」の強みでもありますね。
齊藤:弊社はスタッフ一同一丸となってお客様に喜んでもらえるお家造りをしていますので、リノベしたいお友達が居たら、宣伝お願い致します!(笑)
奥様:確かにそうですね。齊藤さんには全体のインテリアイメージのプレゼンも見せて頂き、グリーンが映えるお部屋のイメージ提案を頂き「素敵!」と思わず言っていました。
カーテン生地だけでなく、床材も壁紙もサンプルを見せて頂き、3D画像と照らし合わせて解かりやすかったので、家族でワクワクして見ました。
齊藤:特にカーテン生地はテクスチャ―(織り方、手ざわり)を味わって頂きたい商材なので、小さいサンプル品ではイメージが掴みずらい為、ショールームにご案内致しました。
奥様:ドレープとレースの組み合わせパターンをご用意頂き、どれも素敵で迷いましたが、直観で選んだら、齊藤さんも一番おススメのモノでした。
特にレースの裾の仕上げ方がウェイトウーリーロック仕上げと言って裾におもりが入っていて、モダンで気に入っています!
齊藤:奥様がモダンな感じがお好きと仰っていたので「オーダーカーテンならではのモノ」をおススメしたいと思っていました。
ウェイトウーリーロック仕上げ(レースカーテンの裾全体に均等に重さを加えることで、すっきりとした美しさを生み出す)と更にワンランク上のお洒落さの演出をと思い、ロープタッセルを合わせてご提案致しました。
さりげなく他と違った演出でご自慢して頂ける所だと思います。
スタッフ全員の対応がとても良かったと評価して頂いたA様。
次に、リノベーションのこだわりを設計士齊藤が解説します。
※別階のお部屋のプランニング提案
齊藤:A様ファミリーの奥様はビジネスウーマン、ご主人様もいつもご協力的で「ステキなご夫婦だなぁ」と拝見しておりました。そこで、ご夫婦だけでは無く、お子様たちも自然とお手伝いが出来るお家を心がけました。
キッチンやファミリークローゼット、他に随所に反映させています。
お子さん方が自分でやれる、又はお手伝いしやすく計画してあげると、家族の一員として自立に繋がり、奥様も大助かり!家族がお互いに感謝しあえるって素敵ですよね!
そこでコンセプトは「家族がハッピー♪ でまったりできる家」このお家の目玉でもあるⅡ型キッチンしかり、ファミリークローゼット、TVボード、どれもいつでもスッキリとしたお部屋に必要なものです。
収納計画をしっかりとして➡いつもキレイ
いつもキレイだと➡安らげる まったり安らげると➡喧嘩もしません。
だから、家族がハッピー♪ でまったりできる家なのです(笑)
コロナ禍でお家時間が長くなって、お家をスッキリさせようとホームセンターが大混雑だった話は皆様もご存知の事実。
脳科学的にも、目から入った情報が脳で処理されるので、家がスッキリしてると脳が疲れないという事が解かっています。だから家族でまったり出来るんです。
・・・POINT 家族がまったり出来る収納プラン
その為にLDKにリビングTVボード前にはソファは置かず、床でゴロゴロ出来るように、冬はヒヤッとせず夏はサラッとしているWヒーリング塗装のフローリングをご採用頂きました。お手入れの手軽さから、敢えて無垢では無いフローリングにその機能を持たせたものにしました。これで存分にゴロゴロして頂けますね♪
・・・POINT 家族がまったり出来る温もりフローリング
ソファは置かない代わりに対面キッチンカウンターの前に大きな低めのダイニングテーブルを置いて、低めのダイニングチェアと合わせます。
そこではご家族がお食事は勿論、お子様がお勉強したり、アイロン掛けしたり、何でもやれます。
背面にデスクを組込み、奥様が家事の合間に家計簿をつけたり、普段お使いになる文房具、救急セット、爪切り、保証書等、家族の必要なものはこちらに!ココは家族のステーションの役割ですね。
・・・POINT 家族が使いたいシーンに合わせた収納と間取り計画
正面オーダー食器棚は梁欠き構造、コンロ横に冷蔵庫スペース、シンク上には大梁を目立たなく工夫し吊戸棚を取付け、水切り棚を設置。
齊藤:今回は排水の位置を動かすことがNGでしたので、Ⅱ型キッチンをご提案いたしました。Ⅱ型キッチンは元のシンク位置をそのまま活かし、コンロ部を対面カウンターに設けた家族が仲良く作業を分担できるキッチンです。
Ⅱ型キッチンはメーカーでも既製品はあるのですが、A様邸の場合家電収納を置くスペースが取れなかった為、キッチンの中に家電収納やゴミ箱スペースを組み込んだ完全オリジナルキッチンです。
空間を最大限活かした使いやすい動線とする為、また梁の出の奥行きも無駄にしないように食器棚もオーダーにしました。
キッチンと食器棚をオーダーにした事で使いやすい動線が完成致しました。
コンロ下にはオーブンレンジと炊飯器が入るスライドテーブルを設置し、シンク下にゴミ箱スペースを設けました。シンク上の水切り棚は私も使っていて、とても便利ですよ。
限られたスペースに収納や作業性を考えた世界で一つのA様オリジナルキッチンです!
奥様:本当にありがとうございます!あそこにオーブンと炊飯器をスポッと入れたらいいだけなので、すっきり収納できて、収納もたくさんあって嬉しいです。
リビング収納TVボード上部に照明を組込み、光を天井にバウンドさせている。柔らかな光がお部屋を包み込み、天井の低さをカモフラージュ、更に空間に広がりを演出しています。壁掛けTV金具は伸縮式でキッチンからもTVが見られる。
齊藤:イメージコンセプトとして奥様がフィンランドの図書館をイメージされておりましたので、住宅にも採り入れたイメージプレゼンをさせて頂きました。
照明器具の無いスッキリとした天井で光だけが建物から出るイメージです。
リビング収納TVボード上部に照明を組込み、光を天井にバウンドさせて柔らかな光がお部屋を包み込み天井の低さをカモフラ―ジュ、更に空間に広がりを演出しています。
梁下の奥行きを利用しTVボードを組込み、梁の出残りの奥行きでライン照明を設置。扉付の収納にして、いつもきれいなスッキリとした空間を目指しました。
照明を間接照明、スポットと切り替えて様々なシーンに対応できるように、安らげる電球色のスポットと、間接照明は温白色と光色も変えています。
リビングTVボードは家計簿を付けるテーブルまで計画してあり、A4サイズが入るたっぷりとした扉付き収納には必要書類を収納、いつでも取り出して確認作業が出来ます。他にも家族に必要な文房具、救急セット、爪切り等が収納されます。
写真右側のトールキャビネット内には、スティック掃除機が充電できるように内部にコンセントが設けられています。
奥様:至れり尽くせりのプランをご提案頂き、即、気に入りました。
稲村:夜はすごく綺麗なのでしょうね。
奥様:そうですね。窓からはスカイツリーが見えるので、その景色も合わせて楽しみたいと思います。
齊藤:お子様がまだ小さいうちは家族4人でお布団を敷いて、川の字で寝たいというご要望がありました。
ファミリークローゼットを必要寸法優先で奥行き寸法決めをし、こちらのお部屋はお布団が4枚ひける広さを確保して、残りでワークルーム(将来主寝室)のお部屋の寸法を決めました。
男女のご兄弟なので、将来お部屋を分けられるように壁の位置も設定して、コンセントやスイッチも別々に設けています。
お子様が小さいうちは遊びスペースを広くとってあげて、成長と共にスペース分けしてあげる成長する間取りです。可動間仕切り収納もご用意があるので、必要な時にお声掛け下さい。更にお子様が巣立ったら可動収納を壁にペタンと付けて広く使う等も出来ます。
右手は布団マットが立てて入れられる。下は衣装ケース。
左手は家族の洋服。パイプの高さを変えられる可動タイプ。
左下棚には畳んだ衣類を置く(お子様は見えたほうが解り易い)
左下の空間にはバスケットにポンと入れられるような、ラフな所も作っておくと良いです。
齊藤:A様がご要望されたファミリークローゼットは、ご家族全ての衣類や布団を一箇所にまとめることで一括管理出来て家事も時短、居住スペースも広々と使えるメリットがあります。入口扉は付けずに、ロールスクリーンをクローゼット側に設置致しました。
枠は付けずにクロス巻き仕上げにし、枠の厚み分を省略して入口の広さを確保致しました。
スッキリとした空間で暮らしたいと希望される方はリビングの広さを十分に使えるファミリークローゼットがおススメです!
奥様:布団マットがちゃんと収納できるように設計して頂いたのですごく有難いです。
齊藤:収納計画はお持ちの洋服の量をお聞きして、念入りに計画させて頂きました。お掃除ロボットの充電用コンセントもこちらに設置してあります。
ロールスクリーンなので下が開いている為、留守中に部屋中お掃除してくれて勝手に戻ってくれますね。
齊藤:作業机の奥行きは60cmが比較的多いんですが、60cmの奥行きにすると部屋が狭くなるので、寸法関係はご相談させて頂きました。机の高さもお使いになるイスとのバランスが大切なので、都度ご確認、ご説明をさせて頂きました。
奥様:そこまで考えていただきありがとうございます。作業机の高さや幅についてもたくさんご相談させていただいたのですが、齊藤さんは的確なアドバイスをしていただけるので納得してお任せする事ができました。
A様から「本当に素敵な家を創ってくださり、ありがとうございました。」とのお言葉を頂きました。私たちは、そのお言葉を頂ける事が一番嬉しいです!
今回は請負現場監督さん、静岡から造作家具屋さんにご尽力頂きました。造り手の皆様のご協力に感謝致します。
A様ファミリーがこの家でハッピーにお暮らし頂けることをさがつくスタッフ一同心よりお祈りしてインタビューを終わらせたいと思います。